今日の目的は二つ・・一つは「針ハズレ」対策・・原因は既に何となくわかっている。ここ数年の間、針ハズレは只の一度も無かったが今年になり急に連発・・何故・・か・・
実は今年になり針の種類を変えてみた。以前は「ガマのフカセグレかオーナーの競技グレ」ばかり使っていたが、知人の薦めで「ガマのヒネクレグレ」に変えた。鮎針にも匹敵するレベルで繊細に仕上げられた針の貫通力に驚き、それからというもの今年は殆どこの針で通す事になったのだが、良い部分があれば必ず欠点も有る。超繊細に仕上げられた針先は他の針よりも若干鈍りが早い。・・実は前回掛けた魚から針を回収した時に針先を確認したところやはり鈍っていたのだ。たとえコッパと言えども魚を掛けたら必ず針先をチェックすると言う釣りの基本が抜けていたのだ。「ヒネクレグレ」に限らず針先のチェックは基本中の基本・・つまり自分が未熟だった・・と言う事・・・自分の中ではガマのA1系の針の鋼材はかなり信用性が高いのでついつい「強い」と言うイメージだけが先行してしまい基本を忘れてしまったのだ(_ _;)・・反省・・と言うか今回以降の釣りでそれを証明しなければならないと思っている。
もう一つの目的は【楽園探し】・・「そんな場所が伊豆にある訳ないでしょ!」なんて失笑が聞こえて来そうですが(^^;・・確かに磯や有名ゴロタ釣り場は先人達や渡船により殆ど極められている。しかし西伊豆の半分近くを占めるであろう広大なゴロタ海岸は殆ど手付かず状態で、高くそびえる崖は陸路からの入磯を激しく拒み、渡船ですら行けない場所も存在する。行き着く方法は実はとても簡単、港から2本の足でゴロタ海岸を延々と歩いて行くだけ・・・ですが・・(^◇^;)・・・
そんな訳で、今回より西伊豆のゴロタに楽園を求める釣行をこの冬のテーマとする事にした。初回の楽園探しには、以前からどうしても行きたかったがそこまでの根性と大儀が無かった為に(笑)腰が引けていた場所である。私達仲間の呼び名は「左ウイング」・・ある有名釣り場からその先端部が若干見えるが、鳥の左側の翼のような形からそう呼んでいる。恐怖の落石の危険地帯が手前に何箇所か有り、私の目指すのはその先の磯・・どうなる事やら(笑)
紅葉に染まる早朝の伊豆の景色を楽しみながら、朝6時半に駐車スペースに到着。車から出て海の状態を確認する。まだ多少強めのうねりは有るが風は殆ど無風状態。いい感じのサラシが出ている「良し!」。決意を固め一歩一歩進み始め、落石地帯も無事通過ε-(*´ω`*) 。その先に左ウイングの先端部が見え始めた。更に歩を進めながら途中の磯を確認する。何箇所かよさそうな場所もあるが今日は先を目指す。歩き初めて約50分。左ウイングの先端部に遂に到着。まずはお茶を飲み一息入れる。周囲を確認すると先端に一箇所大きめの岩が有りその正面がよさそうだ。
早速チャランボを打ち釣り開始。潮は左から右方向へ岸沿いと平行に緩やかに流れている。水深はいつもの場所と違い15m程投げた位置では3~4m程で、少し沖では竿一本半は有りそうだ。要するにドンと落ち込んでいる。まずは20m程沖の落ち込んでいるあたりを3ヒロ少しのウキ下で流す。ウキはいつもの3B、ハリスは昼間なので3号、針はガマオナガの7号をセットする。25~28㎝程のキープしようかどうしようか悩むサイズがポンポンと釣れ盛る。正に楽園!今回このサイズが目的ではないのでポンポンとリリース。大きいのが釣れなきゃ帰り際に食べる分だけキープすればいいだけの事!(これが後で後悔する事に(^^;)。時刻は既に10時半、コマセを半分程消化した頃、流れが変わる。沖に向かいゆっくり払い出すようになった。ウキ下を4ヒロ迄下げ、若干の潜り潮対策でウキを5Bに変更する。余浮力を多めに取った段シズを3段階に打ち、針から1m離した位置にG2を打つ。投点はそのままにコマセをやや多めに撒きながら沖に流す。
チビスケ達は相変わらずポツポツ釣れて来る。喉が渇いて来たのでお茶を飲もうかどうしようか・・と考えているとウキがストンと入る。又小型だろうと思い軽く合わせる。と竿が満月にのされる。デ・・デカイ。レバーを握り締めて耐える。かなり強めに設定してあるドラグからジリッジリッと糸が引き出される。強烈な締め込みなんて表現が陳腐な表現に聞こえる程凄い締め込みである。今迄掛けてきた魚とは明らかに次元が違う。レバーを少しづつ開け、竿を何とか立てたり横に寝かしたりとかなり自分なりに努力するが、どうしても魚の方が一枚上手で先手先手でのされ続けられる。その引きは一瞬根に駆け込み、出たかと思うと深遠の底に向かい左右に突っ込み続けると言う未だかつて経験のない引きである。数分のやり取りの後竿が元に戻ってしまう。仕掛けを急いで回収。なんとチモトからバッサリやられている。「一体何者?」明らかにボラとかの類ではない。ハリス3号の限界だったのだろう。しかし大物が廻って来たと言う事はまだチャンスはある。
気を取り直して再開すると、先程から気になっていたウネリのやや大きめのものが何度も押し寄せるようになった。釣り座をやや後ろに構えようかどうしようか悩んでいるうちに、大きめのヨタ波が発生。それは急に潮位が上がってしまうような正に津波状態・・が押し寄せ、パッカンもろ共流されてしまう。何とかタモとパッカンをびしょ濡れになりながらも回収出来たが、餌は全て流されてしまう。
残念ながら一番良いところでジエンドとなってしまい、お土産や魚の写真も無し。
しかし今回の大物のバラシは悔しいどころか余りにも大きすぎで伊豆の野生を改めて認識出来てそれがとても嬉しく感じた。軽くなった空荷を背負いながらサバサバした気分で再挑戦を誓う帰り道でありましたヽ(^_^;)

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